★★★★☆
なかなかじんわりとする良い映画でした。
ケイティ・ホームズもイメージに反してなかなか役にハマっていたと思い
ます。この路線を貫けば良かったのになあ、、、とちょっと残念なのですが。
ストーリーは、母とは犬猿の仲の不良娘が母親が不治の病であることを知り何年も会っていない家族を感謝尊のパーティーに招待します。でもオーブンは故障、料理は上手くいかず、家族はなかなか到着しない、、、とことは順調に進みません。やっと家族が着いたかと思うと、あっという間に彼らは痕跡も残さずに立ち去っています。一人取り残されたエイプリル。
家族(母・妹)の側からは、エイプリルの悪口ばかりが語られますがはっきりいってこの家族側もちょっと問題があるのではないかと思ってしまいます。
母親と父親は妹が言ったこととエイプリルが言ったことの区別すらつかない。これは私の経験からしてあり得ないと思うんですよ。うちは3人姉妹ですが、親はそれぞれの個性をはっきり把握していてたとえ「これこれこういうことを娘に言われた」ということだけを記憶していたとしても、個性から判断して「誰それからだ」とほぼ正確に言えます。
だからといって我が家が愛にあふれた家族かどうかと言うととてもそうは言い切れないと思いますが。。。そして、いくら不良娘が憎たらしいからと言ってほんとに安物の中の安物である調味料入れを見て「あなたはこんなものよりも価値が無い」とか言うあたり、娘が不良化していったのも良く分かる気がします。そんな母親に育てられればグレて当然なんじゃないかと(笑)
次に妹。普通、姉妹であれば、何はともあれ親に理不尽な言いがかりをつけられたらかばいあうものだと思います。犯罪行為でもない限りは。ところがこの妹は違う。むしろ火に油を注ぐような発言をする。しかもその妹を、祖母と母は「善良すぎて優しすぎて何も言うことが出来ない」と評価している。この時点であり得ないと思うんですが。それともその台詞は褒め言葉と見せかけたブラックジョーク?
でもともかく、弟と父親、祖母はエイプリルのことを「どうしようもない」といいつつもあたたかい視点も持っています。そうして・中言い争いをしつつもなんとかエイプリルの住むアパートまで向かう訳です。
一方、準備する側も大変です。彼氏のボビーはとてもいい人なのですが、なんだか運に恵まれない。アパートの人・もそれぞれに助けてくれるのですが肝心な部分で頼れない。色々な奮闘をした結果なんとか七面鳥を作り上げ、家族が着いたと知り迎えにいくと、みんなは帰ってしまった後です。
エイプリルは言葉の通じない中国人家族を食事に招き、作った料理を分け合います。そして、帰ったはずの母親が、弟とともに見知らぬ他人のバイクに乗せてもらって登場します。一緒に写真を撮るときのエイプリルの他れたようなきまり悪そうな顔がとても印象的です。そしてその時の母親の顔もやはり笑っているような怒っているような顔でやっぱりなんだかんだいって娘のことが好きなんだなと、招かれて嬉しかったんだな、と思えます。
見終わって調べたところ「ギルバート・グレイプ」の監督がメガホンをとったとのこと。なるほど!と納得しました。
小品ですがじっくりと練られた佳作だと思います。
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posted by porofox at 02:38|
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